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三界独尊

読み方:さんがい どくそん

意味

仏教で、欲界・色界・無色界からなる三界の中で、仏だけが比べるものなく尊い存在であること。とくに釈迦の絶対的な尊さをたたえる語である。一般人が自分だけを偉いと思い上がるという意味ではなく、仏の悟りと尊厳を表す。

由来

釈迦誕生の際に語られたとされる「天上天下唯我独尊」の説話を背景とする仏教語である。「三界」は欲界・色界・無色界という仏教の世界観を指し、「独尊」はただ一人尊い意。原典となる仏伝は古代インドにさかのぼり、漢訳仏典としてはおおむね2~3世紀以降に伝わるが、「三界独尊」四字そのものの単一の成立時期・典拠は特定しにくい。

備考

日常語としてはまれで、主に仏教・仏教美術・花まつりに関する文脈で用いる。「唯我独尊」のように、自己中心的・傲慢という意味で使う語ではない。

誤用・混同注意

  • 「三界」を一般に「さんかい」と読むのは不適切で、仏教語としての標準的な読みは「さんがい」。
  • 一般人の傲慢さをいう「唯我独尊」と同じ意味だと誤解しない。

例文

  • 花まつりでは、釈迦が三界独尊の存在としてたたえられる。
  • この仏像は、三界独尊たる釈尊の威厳を表現している。
  • 三界独尊という語は、仏の悟りの比類ない尊さを示す仏教語である。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字