万目睚眥
読み方:ばんもく がいさい
意味
多くの人が怒りの目でにらみつけること。また、不正や横暴などのために、世間の人々から激しい非難・憤りを受けること。「万目」は万人の目、「睚眥」は目をいからせてにらむ意。
由来
中国の歴史書『新唐書』の「崔元綜伝」に見える語とされる。「万目」は数え切れないほど多くの人の目、「睚眥」は目を怒らせてにらむことを表す。『新唐書』は北宋の欧陽脩・宋祁らが編纂し、嘉祐5年(1060年)ごろに完成した。
備考
現代の日常会話ではまれな文語的表現で、主に文章語で用いる。単に多くの人に見られることではなく、怒りや強い非難を伴う視線をいう。
誤用・混同注意
- 「満目睚眥」とは書かない。多数の人の目を表すため「万目」が正しい。
- 「睚眦」は中国語の簡体字表記であり、日本語の辞書では通常「睚眥」と表記する。
例文
- 不正会計が発覚した企業は、世論の万目睚眥を浴びることになった。
- 横暴な政策を強行すれば、政府は国民の万目睚眥を招くだろう。
- 責任者は万目睚眥の中で記者会見に臨み、経緯を説明した。
分類
類義語
対義語
- 衆望所帰
- 満場喝采