一鼓作気
読み方
いっこ さっき
意味
太鼓を一度打って兵士の士気を奮い立たせる意から、物事を始める際に気力を集中させ、一気に成し遂げようとすること。また、その最初の勢い・意気込みをいう。好機を逃さず、初めの勢いで取り組むというニュアンスで用いる。
由来
中国の歴史書『春秋左氏伝(左伝)』の「荘公十年」にある曹刿(そうけい)の故事に由来する。紀元前684年ごろ、斉と魯が戦った長勺(ちょうしゃく)の戦いで、曹刿は「戦いは勇気による。一度目の太鼓で士気は盛んになり、二度目で衰え、三度目で尽きる(夫戦、勇気也。一鼓作気、再而衰、三而竭)」と説いた。
備考
「一鼓」は太鼓を一度打つこと、「作気」は気力・士気を奮い起こすこと。日常会話ではやや硬い表現で、文章、演説、仕事や競技の場面で用いられる。「一気呵成」と近いが、開始時の勢いを特に強調する。
例文
- 新企画は準備を整えたうえで、一鼓作気に立ち上げよう。
- 試験勉強は、やる気が出た最初の週末に一鼓作気で進めることが大切だ。
- 選手たちは開始の合図とともに一鼓作気、相手チームへ攻め込んだ。
類義語
対義語
- 意気消沈
- 気力減退
- 再而衰三而竭