一馬当先
読み方:いちば とうせん
意味
他の人より先に立って進み、積極的に物事を行うこと。もとは一騎の馬が真っ先に駆け出して敵陣へ向かう意で、現在では、集団の中で先頭に立って行動する人や、その勢いをいう。
由来
中国・明代(14~17世紀)の長編小説『水滸伝』第九十六回に見える「勒馬当先(馬を勒して先に当たる)」に由来するとされる。もとは戦場で騎馬の者が真っ先に進撃することを表し、転じて、他人に先んじて積極的に行動する意味になった。
備考
主に文章語・やや改まった表現として用いる。「先頭に立つ」よりも、勇敢さや積極性を伴って先駆けるニュアンスが強い。競走で単に一位になる意味に限られない。
別表記
- 一馬當先
誤用・混同注意
- 「一番当先」と書くのは誤り。正しくは「一馬当先」。
- 「一馬先当」は誤り。語順は「一馬当先」。
- 単に順位が一位であることではなく、先頭に立って積極的に行動することをいう。
例文
- 部隊長は一馬当先、険しい坂を駆け上がって兵を導いた。
- 新規事業では、彼女が一馬当先の働きを見せ、チームを前進させた。
- 困難な課題にも一馬当先して取り組む姿勢が、周囲の士気を高めた。
分類
類義語
対義語
- 後塵を拝する
- 後手に回る
- 傍観する
- 人任せにする