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一隅三反

読み方

いちぐう さんぱん

意味

一つの事柄の一面を教えられただけで、そこから関連する他の多くの事柄まで自分で推し量り、理解すること。特に、学ぶ側が教師の示した手掛かりをもとに、応用的・自主的に考える能力をいう。

由来

中国古典『論語』の「述而」篇にある孔子の言葉「一隅を挙げて三隅を以て反せざれば、則ち復たせざるなり」に由来する。孔子(紀元前551年~前479年)が、物事の一端を示されても残りを自ら推論できない者には、同じことを繰り返して教えないという教育観を述べたもの。『論語』は春秋時代末から戦国時代ごろ(おおむね紀元前5~3世紀)に編纂されたとされる。

備考

「反」は「はん」と読み、ここでは「返す・かえす」、すなわち示されていない他の面まで推し返して理解する意。日常会話より、教育・学習・研究について述べる硬い文脈で用いられる。

例文

  • 彼女は先生の説明を一度聞いただけで応用問題まで解いた。一隅三反の力がある。
  • 研究では、与えられた資料を読むだけでなく、一隅三反して背景や関連分野まで考察する姿勢が重要だ。
  • 新人には答えをすべて教えるよりも、一隅三反できるような問いを投げかけたい。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字