一薫一蕕
読み方:いっくん いちゆう
意味
善いものと悪いものが相容れないことのたとえ。善人と悪人とが同じ場で調和できないことをいう。
由来
中国の古典『春秋左氏伝(左伝)』僖公四年の「一薫一蕕、十年尚猶有臭」に基づく。香草の薫と悪臭のある草の蕕を一緒にすると、長い年月がたっても悪臭が残るという趣旨から、善悪が混在すると悪の影響が強く長く残ることをたとえる語となった。
備考
文章語・教養語として使われることが多い語で、日常会話ではまれ。「蕕」は一般に「ゆう」と読む。悪いものの影響が強く残ることを戒める文脈でも用いられる。
例文
- 組織が一薫一蕕の状態では、不正を許さない健全な風土を築くことは難しい。
- 古人のいう「一薫一蕕、十年なお猶臭あり」という言葉を思い、わずかな不正も放置しないようにした。
- 善良な社員の努力があっても、一薫一蕕となれば、会社全体の信用が損なわれかねない。
分類
類義語
- 玉石混交
- 薫蕕同器
対義語
- 善悪分明
この四字熟語に使われている漢字
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