一臂之力
読み方
いっぴ の ちから
意味
わずかな助力・援助のこと。「一臂」は片腕の意味で、自分の片腕ほどの力を貸すというところからいう。多くは「一臂の力を貸す」「一臂の力を添える」の形で、他人の仕事や目的の達成を少し手助けする意味で用いる。
由来
中国・元代(13~14世紀)の作者未詳の雑劇「連環計」に見られる語とされる。「一臂」は片腕、「之」は「の」、「力」は力の意で、片腕分ほどの力を貸すことから、他人に与えるわずかな助力を表すようになった。日本では通常、「一臂の力」とも表記する。
分類・構成
備考
「一臂之力を貸す」「一臂之力を添える」が代表的な言い回しである。大きな功績や全面的な支援ではなく、控えめに「少し力を貸す」というニュアンスをもつ。
誤用・混同注意
- 「一臂之力」は「全力を尽くす」という意味ではなく、他者に貸す『わずかな助力』をいう。
- 「一臂」は「いちひじ」ではなく、通常「いっぴ」と読む。
例文
- 企画の実現に向けて、私にも一臂之力を貸させてください。
- 地域の清掃活動に一臂之力を添えるため、休日に参加した。
- 専門家が一臂之力を貸してくれたおかげで、問題を早期に解決できた。
類義語
- 一助
- 助力
- 援助
- 加勢