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一竿風月

読み方

いっかん ふうげつ

意味

一本の釣り竿を手に、風や月などの自然を友として、世俗の名利や慌ただしさから離れて暮らすこと。転じて、自然の中で静かに自由な生活を楽しむ、隠逸的で風雅な境地をいう。

由来

南宋の詩人・陸游(1125~1210)の詞「鵲橋仙」にある「一竿風月、一蓑煙雨(一本の釣り竿と風月、一枚の蓑と煙る雨)」に由来する。作者が、俗世間から距離を置いて暮らす無名の漁師の姿に、自身の理想的な生き方を託した表現である。成立は12世紀後半ごろとされる。

分類・構成

備考

主に文章語・雅語として用いられる。実際に釣りをすることだけでなく、名利を離れて自然とともに静かに暮らす理想を表す。「一竿の風月」と助詞を入れていうこともある。

例文

  • 退職後は海辺の町に移り住み、一竿風月の暮らしを楽しみたいと思っている。
  • 週末に湖で釣りをしていると、都会の喧騒を忘れ、一竿風月の心境になれる。
  • 名声や利益を追う生活を離れ、山里で一竿風月の日々を送ることを選んだ。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字