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一目五行

読み方:いちもく ごぎょう

意味

一目で五行ほどの文章を読めるほど、読む速さが非常に速いこと。また、文章や資料をすばやく読み進めることをいう。数字の「五」は厳密な行数を表すものではなく、速読できることを強調した表現である。

由来

中国の故事成語「一目十行」に由来する。「梁書」の簡文帝紀には、南朝梁の簡文帝(503~551年)が読書の際に十行を同時に読み下した、という趣旨の記述がある。これが「一目十行」として定着し、日本では行数を五とした「一目五行」も、速読を表す語として用いられるようになった。「梁書」は唐代の636年ごろに編纂された正史である。

備考

「一目十行」のほうが一般にはよく用いられる。五行・十行はいずれも厳密な行数ではなく、読書の速さを強調する数である。内容を深く吟味して読む「熟読」とは対照的な語として使われる。

誤用・混同注意

  • 「五行」を中国思想の「木・火・土・金・水」や、五つの行動の意味に解するのは誤り。ここでは文章の「行」を指す。
  • 「一目十行」と混同されやすいが、どちらも速読を表す別の定着表現である。

例文

  • 彼女は一目五行といわれるほど読むのが速く、長い報告書も短時間で読み終える。
  • 会議の前に資料を一目五行で読み、論点を三つに整理した。
  • 大量の判例を一目五行で読破する彼の速読力には、皆が驚かされた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字