一盤散沙
読み方
いちばん さんさ
意味
一つの皿(盤)の上に砂がばらばらに散っているように、人々や組織がまとまりを欠き、統一した行動や協力ができていない状態をいう。意見・目的・指揮系統がばらばらで、組織としての力を発揮できないことのたとえ。
由来
清末の思想家・梁啓超の文章「十種徳性相反相成義」に見られる、中国近代の表現とされる。20世紀初頭(1902年ごろ)、団結力や組織性を欠く状態を、一枚の盤の上でまとまらない砂にたとえたことに由来する。日本語でも四字熟語として定着した。
分類・構成
備考
主に集団・組織・軍隊などについて、団結や統制がないことを批判的にいう。単に人数が少ない、能力が低いという意味ではない。
誤用・混同注意
- 「一番散沙」と書くのは誤り(正しくは「一盤散沙」)。
- 「いちばんさんじゃ」と読むのは誤り(正しくは「いちばんさんさ」)。
- 「散砂」と書くのは標準的な表記ではない(正しくは「散沙」)。
例文
- 共通の目標を共有していないため、このチームは一盤散沙の状態になっている。
- 各部署が独自に動いて連携しなければ、会社全体が一盤散沙に陥りかねない。
- 非常時に一盤散沙となるのではなく、住民が情報を共有して協力することが重要だ。