一味和合
読み方:いちみ わごう
意味
同じ目的・信仰・考えをもつ人々が、心を一つにして争わず、仲よく協力すること。もとは、同じ仏の教えを信じる僧侶や信者が、調和を保って集団生活を営むことをいう。
由来
仏教語。「一味」は本来、仏の教えが究極的には一つの真理・同じ味わいに帰するという考えを表し、「和合」は僧団(サンガ)が争いなく調和していることをいう。中国で漢訳された仏典に見られる仏教的な語彙を背景として成立し、日本には仏教伝来後、6世紀以降に伝わったと考えられる。四字熟語としての特定の初出文献・成立年は不明。
備考
本来は仏教、とくに僧侶・信者の共同体における調和を表す語。現代では、会社・団体・地域などが心を合わせて協力する場面にも用いる。「一味」は犯罪仲間などの意味ではなく、「同じ信仰・目的を共有する仲間」の意。
誤用・混同注意
- 「一身和合」は誤り。正しくは「一味和合」。
- 「一味」を犯罪仲間の意味だけで解釈すると、本来の仏教語としての意味を取り違える。
例文
- 住職は、寺を支える者には一味和合の心が必要だと説いた。
- 地域の祭りを成功させるには、役員と住民が一味和合して準備を進めることが大切だ。
- 意見の違いはあっても、チームは最終目標に向けて一味和合した。
分類
類義語
対義語
- 不和
- 離反
- 反目
- 内紛