馬は鼻先、人は口先
読み方:うま は はなさき、ひと は くちさき
意味
馬は鼻先に手綱をつけて導けば動かせるように、人は言葉のかけ方や話し方によって動かせる、というたとえ。人を説得したり協力を得たりするには、相手に応じた巧みな言葉遣いが大切だという意味で使う。
由来
馬を操る際には鼻先につける手綱が重要であることと、人は言葉によって気持ちや行動を左右されやすいことを対比した、日本のたとえ言葉とされる。特定の作者・典拠や成立した年代は明確ではなく、民間で伝承されてきた表現と考えられる。
備考
「人は言葉で操れる」という響きがあり、相手をだましたり支配したりする意味にも受け取られうる。現代では、敬意をもって説得・対話する重要性を述べる文脈で使うのが無難。
例文
- 交渉では相手の立場を理解した言葉を選ぶことが重要だ。馬は鼻先、人は口先というからね。
- 部下にただ命令するのではなく、目的を丁寧に説明して協力を求めた。まさに馬は鼻先、人は口先である。
- 彼は話し方が上手で、皆を自然に企画へ参加させた。馬は鼻先、人は口先を心得ているのだろう。
分類
類義語
- 口八丁手八丁
- 口先三寸
対義語
- 不言実行
- 行動は言葉より雄弁