馬の耳に風
読み方
うまの みみに かぜ
意味
人の意見、忠告、批判などを聞いても気に留めず、聞き流して少しも心を動かさないこと。馬が耳に吹く風を意に介さない様子にたとえた表現で、相手が忠告を受け付けない場合や、本人が他人の言葉を意図的に無視する場合にいう。
由来
中国・唐代(8世紀)の詩人、李白の詩「答王十二寒夜独酌有懐」にある「東風、馬耳を射るが如し」という表現に由来する。「馬耳東風(ばじとうふう)」として成語化し、日本ではその意味を和語で表した「馬の耳に風」も用いられるようになった。日本でこの形が定着した正確な時期は不明。
分類・由来
備考
「馬耳東風」の和訓的な表現として扱われる。「馬の耳に念仏」のほうが現代では一般的で、後者には「忠告しても効き目がない」という意味合いがより強い。
例文
- 何度注意しても、彼は馬の耳に風とばかりに同じ規則違反を繰り返した。
- 顧客からの批判を馬の耳に風として聞き流すのではなく、サービス改善に生かすべきだ。
- 先生の忠告も馬の耳に風では、同じ失敗を繰り返しかねない。
類義語
対義語
- 耳を傾ける
- 聞く耳を持つ
- 忠告を受け入れる
- 真摯に受け止める