飛ぶ鳥を落とす勢い
読み方:とぶ とりを おとす いきおい
意味
飛んでいる鳥さえ落としてしまうほど、物事の勢い・権力・人気などが非常に盛んで、誰にも止められないように見えること。企業や人物、集団などの急速な発展や強い影響力を表す。
由来
鎌倉時代(13世紀ごろ)に成立した軍記物語『平家物語』に、平家一門の強大な権勢を「飛ぶ鳥をも落とす勢ひ」と表した用例が見られることに由来する。空を飛ぶ鳥まで落とせるほどの力、という誇張表現から、非常に盛んな勢力や人気をいう言葉として定着した。
備考
主に勢力・人気・業績などが急速に盛んな様子に用いる。肯定的な文脈が多いが、権力の強大さをやや批判的・皮肉に表すこともある。実際に鳥を落とす意味ではない。
別表記
- 飛ぶ鳥をも落とす勢い
- 飛ぶ鳥も落とす勢い
- 飛ぶ鳥を落す勢い
例文
- その新興企業は、飛ぶ鳥を落とす勢いで市場シェアを伸ばしている。
- 新作のヒットをきっかけに、彼女の人気は飛ぶ鳥を落とす勢いになった。
- 当時の平家は、飛ぶ鳥を落とす勢いで朝廷に大きな影響力を持っていた。
分類
類義語
- 破竹の勢い
- 旭日昇天の勢い
- 向かうところ敵なし
対義語
- 勢いを失う
- 落ち目になる
- 鳴かず飛ばず
対比・対照ことわざ
- 盛者必衰
- 驕れる者久しからず