風馬牛相及ばず
読み方:ふうばぎゅう あい およばず
意味
二つの物事・人・場所などの間に、関係や交渉がまったくないこと。非常に遠く隔たっていて、互いに影響が及ばないことをいう。現在では主に「AとBは風馬牛相及ばずだ」の形で、AとBが無関係であることを表す。
由来
中国の歴史書『春秋左氏伝(左伝)』に由来する。春秋時代の紀元前656年ごろ、斉の桓公が楚を討とうとした際、使者が「君は北海におり、私は南海にいる。風馬牛も互いに及ばないほど隔たっている」と述べた故事による。「風馬牛」は、発情などで馬や牛が走り回っても、遠く離れた相手の地には届かない、というたとえとされる。
備考
漢文調で硬い表現のため、会話より文章や改まった説明で用いられる。「まったく無関係」という意味であり、単に性質が違うという意味ではない。
例文
- 両社の事業分野は風馬牛相及ばずであり、直接の競争相手ではない。
- そのうわさと今回のシステム障害は風馬牛相及ばずで、結び付けて考える根拠はない。
- 彼の趣味である俳句と本業の会計は風馬牛相及ばずに見えるが、観察力という点では役立っている。
分類
類義語
- 縁もゆかりもない
- 無関係
- 赤の他人
- 何の関わりもない