隣の貧乏鴨の味
読み方:となりの びんぼうがも の あじ
意味
人は自分の持ち物や境遇よりも、他人の持つ物のほうがよく見え、魅力的に感じられるというたとえ。隣の家が貧しくても、そこで食べる鴨さえおいしそうに思える、という意味からいう。
由来
正確な成立時期や初出の文献は明らかではない。隣人の暮らしや持ち物をうらやましく思う人情を、貧しい隣家の鴨の味にまで目移りする姿として表した、日本の民間的なことわざとされる。
備考
「隣の花は赤い」「隣の芝生は青い」と近い意味。現代では使用頻度が高い表現ではなく、古風または地域的なことわざとして通じにくい場合がある。
例文
- 自分の弁当を残して友人の弁当ばかり欲しがるなんて、まさに隣の貧乏鴨の味だ。
- 他社の福利厚生ばかりがよく見えるが、隣の貧乏鴨の味ということもある。
- 新しい家に憧れるのは分かるけれど、隣の貧乏鴨の味にならないよう、今の暮らしの良さも見直そう。