遊び人の金時計
読み方:あそびにん の きんどけい
意味
遊びに明け暮れ、時刻を気にする必要のない遊び人には、金時計のような高価な時計も役に立たず、見栄のための飾りにすぎない、というたとえ。転じて、持っていても活用されない高価な品や、身の丈に合わないぜいたくをいう。
由来
金時計が高級な舶来品・ぜいたく品として扱われた明治時代以降に生まれた表現と考えられる。定まった出典や成立年は不明である。「時間に縛られない遊び人には時計は不要であり、しかも金時計ならなおさら見栄だけの品である」という皮肉から成り立った。
備考
現在は日常会話ではあまり多用されない、やや古風な表現。「遊び人」には怠惰・放蕩といった否定的な響きがあるため、人に直接用いる際は注意が必要。
例文
- 仕事もなく毎日を遊んで暮らす彼が高級腕時計を自慢していても、私には遊び人の金時計に見える。
- 使う予定のない最新機器を買い集めるのは、遊び人の金時計にならないよう注意したい。
- 時間を守る気のない人に立派な時計を贈っても、遊び人の金時計で終わってしまうかもしれない。