足下の鳥は逃がすな
読み方
あしもと の とり は にがす な
意味
目の前にある確実な利益や、すでに得られそうな機会を手放してはならないという意味。遠くにある不確実で大きな利益ばかりを求めて、身近な利益を失うなという戒めである。
由来
日本語としての正確な初出や定着した時期は明確ではない。手元にある一羽の鳥は、藪の中にいる二羽の鳥より価値があるという英語のことわざ「A bird in the hand is worth two in the bush」に対応する表現とされる。同趣旨の英語表現は15世紀ごろから記録があるが、日本語への翻訳・翻案がいつ定着したかは不詳。
分類・由来
備考
「足元の鳥は逃がすな」とも書く。命令形の「逃がすな」を含むため、相手への助言としては強く響くことがある。ビジネスや投資で、確実な利益を優先する場面でも使われる。
例文
- 新規事業の大きな利益ばかりを追わず、まず既存顧客との契約更新を確実にしよう。足下の鳥は逃がすな、ということだ。
- 次の仕事が決まる前に今の職を辞めるのは危険だよ。足下の鳥は逃がすなと言うだろう。
- もっと値上がりすると待ち続けて売る機会を失った彼に、先輩は「足下の鳥は逃がすな」と忠告した。
類義語
- 足元の鳥は逃がすな
- 明日の百より今日の五十
- 二兎を追う者は一兎をも得ず
- 捕らぬ狸の皮算用
対義語
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 危ない橋を渡る
- 一か八か