負わず借らずに子三人
読み方:おわず かりずに こ さんにん
意味
人が暮らすうえで理想的な幸福とは、借金を負ったり人から金を借りたりせず、子どもが三人ほどいる安定した家庭を築くことだ、という意味。経済的な自立と子宝・家庭円満を願う昔の価値観を表す。
由来
民間で伝えられてきた日本のことわざで、明確な初出資料や成立年代は不明である。「負う」は借金などを背負うこと、「借らず」は他人から金銭を借りないことを指す。無借金の暮らしと子どものいる家庭を幸福の目安とした、近世以降の庶民的な生活観が背景にあると考えられる。
備考
子どもの人数や家族像を理想化した古い表現であり、現代では価値観の多様性に配慮して用いる必要がある。「子三人」は「こさんにん」と読む。
例文
- 祖父は、負わず借らずに子三人というのが昔の人の理想だったのだと話していた。
- 住宅ローンや子育ての事情が多様な今では、負わず借らずに子三人という価値観をそのまま当てはめることは難しい。
- 彼女は負わず借らずに子三人ということわざを挙げ、家計の安定と家族の幸せは両立したいと語った。
分類
類義語
- 借金なしに子三人
- 無借金で子三人
対義語
- 借金苦
- 子だくさん貧乏