言わぬ事は聞こえぬ
読み方
いわぬ こと は きこえぬ意味
口に出して言わなければ、相手には伝わらず、知ってもらうこともできないということ。自分の考え、希望、不満などは、察してもらえると思い込まず、必要に応じて言葉で伝えるべきだという教え。由来
古くから伝わることわざで、特定の作者・初出資料や成立年は明確ではない。「言わぬ」は「言わない」、「聞こえぬ」は「聞こえない・相手に伝わらない」という古い言い方である。遅くとも近世(江戸時代)には、同趣旨の表現が広く用いられていたと考えられる。備考
「聞こえぬ」は単に音が耳に入らない意味ではなく、「相手に伝わらない・理解されない」という意味。助言や意思表示を促す場面で使う。相手に配慮なく発言すべきだという意味ではない。例文
- 困っているなら黙っていないで相談しなさい。言わぬ事は聞こえぬ、だよ。
- 部署の改善案は会議で発言しよう。言わぬ事は聞こえぬのだから、黙っていては変わらない。
- 彼女は気持ちを察してほしいと思っていたが、言わぬ事は聞こえぬと考え、素直に思いを伝えた。
類義語
- 言わなければ分からない
- 言わぬは知らぬに同じ
- 言わぬ事は知られぬ
対義語
- 以心伝心
- 目は口ほどに物を言う
- 言わずとも知れたこと