蛞蝓の江戸行き
読み方:なめくじ の えどゆき
意味
物事の進み方が極めて遅く、目的を果たすまでに非常に長い時間がかかることのたとえ。なめくじが江戸まで進むには途方もない年月を要する、というイメージに基づく。
由来
成立した正確な年代や作者は不明である。江戸時代後期から明治期にかけて定着したとされる尾張地方のいろはかるたで、「な」の札として採用されたことが知られる。なめくじの非常に遅い動きを、遠い江戸へ向かう旅に見立てた表現である。
備考
尾張いろはかるたの「な」として知られる表現。現代の日常会話で使われる頻度は高くなく、ことわざ・郷土かるたに関する文脈で見聞きすることが多い。
別表記
- なめくじの江戸行き
- 蛞蝓の江戸行
例文
- 申請から許可までの手続きが遅く、まるで蛞蝓の江戸行きだ。
- 会議ばかりで決定が出ず、この計画は蛞蝓の江戸行きになっている。
- 引っ越しの荷造りを少しずつしかしないので、彼の準備は蛞蝓の江戸行きだ。
分類
類義語
- 牛の歩み
- 蟻の歩み
- 亀の歩み
- 遅々として進まない
対義語
対比・対照ことわざ
- 善は急げ
- 牛の歩み