福は双至らず、禍は単行せず
読み方:ふく は そう いたらず、わざわい は たんこう せず
意味
幸福な出来事は続けて二度も訪れにくいのに、不幸や災難は一つだけでなく重なって起こりやすい、という意味。よいことより悪いことのほうが重なって感じられやすいという、人生の不運を嘆く際に用いる。
由来
中国の長編小説『水滸伝』第37回に見える「福無雙至、禍不單行(福は双び至らず、禍は単り行かず)」に由来するとされる。『水滸伝』は元末明初、14世紀後半から15世紀初め頃に成立した作品とされ、日本では漢文訓読風に「福は双至らず、禍は単行せず」として定着した。
備考
主に災難が重なる状況を嘆く表現で、日常会話ではやや硬く古風。前半の「福は双至らず」より、後半の「禍は単行せず」が強調されることが多い。
例文
- 昇進の話が消えた直後に病気まで見つかるとは、福は双至らず、禍は単行せずというものだ。
- 台風で店が休業になったうえ、機械も故障した。まさに福は双至らず、禍は単行せずだ。
- 嫌な出来事が続いても、福は双至らず、禍は単行せずと嘆くだけでなく、できる対策を考えよう。
分類
類義語
対義語
- 禍を転じて福と為す
- 苦あれば楽あり