神様にも祝詞
読み方:かみさま にも のりと
意味
神様に願い事をする場合でさえ、祝詞を唱えて願いを伝える必要がある。まして人に頼み事をするときは、黙って期待するのではなく、礼儀を守り、必要な言葉や手順を尽くして、はっきり依頼すべきだというたとえ。
由来
神道で神に祈願や感謝を伝える際に唱える「祝詞(のりと)」に基づくことわざ。成立した正確な時期は不明だが、江戸時代に広まった上方いろはかるたの「か」の札として知られる。神に願うにも祝詞という正式な言葉が必要なのだから、人への依頼にもきちんとした言葉と作法が必要だという意味で用いられる。
備考
主に「頼み事は、言葉を尽くして正式に伝えるべきだ」という教えとして使う。上方いろはかるたの句として知られる。「祝詞」は神道で神に奏上する祈りの言葉。
誤用・混同注意
- 「祝詞を唱えれば神様が必ず願いをかなえてくれる」という意味ではない。願い事や依頼には、適切な言葉・手順が必要だというたとえである。
例文
- 取引先への支援依頼は、神様にも祝詞というのだから、要件と理由を整理して丁寧にお願いしよう。
- 察してくれるはずだと黙っていては伝わらない。神様にも祝詞だよ、まず本人に相談してみなさい。
- 寄付を頼むなら、神様にも祝詞の心構えで、相手への敬意を示しながら趣旨を説明するべきだ。
分類
類義語
- 言わぬことは聞こえぬ
- 物も言わねば腹ふくる