礼を学ばざれば以て立つことなし
読み方:れいを まなばざれば もって たつこと なし
意味
礼儀や社会の規範を学ばなければ、人として社会に立派に身を立てたり、他者との関係の中で信頼を得たりすることはできない、という意味。「立つ」は単に立ち上がることではなく、社会の中で自立し、人格を確立することをいう。
由来
中国の儒教経典『論語』「季氏」篇にある孔子の言葉「不学礼、無以立(礼を学ばざれば、以て立つことなし)」に由来する。孔子の活動時期は春秋時代(紀元前6~5世紀ごろ)で、『論語』はその後、紀元前4~3世紀ごろまでに弟子たちによって編纂されたとされる。
備考
古典的で硬い表現であり、日常会話よりも訓話・教育・文章で用いられる。「以て」は現代語では通常「もって」と読む。原典では「不学礼、無以立」と漢文で表される。
例文
- 社会人として信頼を得るには、礼を学ばざれば以て立つことなしという心構えが必要だ。
- 祖父は、子どもたちに挨拶や言葉遣いを教えながら、「礼を学ばざれば以て立つことなしだ」と諭した。
- 専門知識だけでなく礼節も身につけなさい。礼を学ばざれば以て立つことなし、という言葉のとおりだ。
分類
類義語
- 不学礼、無以立
- 礼に始まり礼に終わる
- 礼儀を知らぬ者は立つことなし