百足のあだ転び
読み方:むかで の あだころび
意味
足の多い百足でも転ぶことがあるように、その道に熟達した人でも、時には思いがけない失敗をすることがあるというたとえ。
由来
足の多い虫である百足を見立てた日本のたとえ。足が多ければ安定して歩けそうなのに、逆に足がもつれて無用に転ぶ、という発想から生まれた。特定の故事や作者は不明で、成立時期もはっきりしないが、近世以降の口承的なことわざと考えられる。
備考
やや古風で使用頻度は高くない表現。現代では、組織運営や企画で「多すぎて逆効果」と言いたい場面に用いると自然。
例文
- 百足のあだ転びというように、長年この仕事を続けてきた熟練の職人も、今回は思いがけない失敗をした。
- 便利な機能を次々に追加した結果、操作が複雑になり、百足のあだ転びで利用者が離れてしまった。
- 経験豊富な担当者が初歩的な手順を間違えたのは、まさに百足のあだ転びだ。
- 発表に慣れたベテラン講師が説明の順序を取り違えるとは、百足のあだ転びだ。
- 支援制度に詳しいベテラン職員が申請期限を勘違いするとは、百足のあだ転びだ。
類義語
- 船頭多くして船山に上る
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し
- 薬も過ぎれば毒となる
- 下手の道具調べ
対義語
- 多々益々弁ず
このことわざに使われている漢字
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