猿の人真似
読み方:さるの ひとまね
意味
人のすることを、意味や目的を十分に理解しないまま、ただ表面的にまねること。自分なりの考えや工夫がなく、安易に他人のやり方を模倣することを、やや軽蔑的にいう。
由来
サルが人間の動作をまねるように見えることにたとえた、日本のことわざである。成立した正確な時期や特定の典拠は不明だが、江戸時代に広まった上方いろはかるたの「さ」の札としても知られ、他人のまねをするだけで中身がないことを表した。
備考
「猿真似」ともいう。単に模倣する行為全般を非難する語ではなく、理解・工夫のない表面的な模倣を批判する、ややきつい表現である。
別表記
- 猿の人まね
- 猿のひと真似
誤用・混同注意
- 単に「人から学んだり模倣したりすること」全般を指すのではない。意味や理由を理解せず、工夫もなく表面だけをまねることを批判する語である。
例文
- 企画の意図も考えず、競合社の商品をそのまま写すだけでは猿の人真似だ。
- 先輩の仕事の進め方を学ぶのは大切だが、理由を理解せず従うだけでは猿の人真似になってしまう。
- 流行の言葉を使っていても内容が伴わなければ、猿の人真似だと批判されかねない。
分類
類義語
- 猿真似
- 受け売り
- 二番煎じ
- 物真似
対義語
- 独創
- 創意工夫
- 自主性