独活の大木
読み方:うど の たいぼく
意味
独活は背丈が高くなっても茎が軟らかく中空で、木材として役に立たないと考えられたことから、体格・外見・規模だけは大きいのに、能力や実用性が乏しく役に立たない人や物をいう。人に対しては強く見下す響きがある。
由来
「独活(うど)」はウコギ科の大形の多年草で、成長すると背が高くなる一方、茎は軟らかく中空で、柱などの木材にはならない。この性質を、大きいだけで役に立たないものにたとえた表現である。正確な初出年は未詳だが、江戸時代にはことわざとして定着し、江戸いろはかるたの「う」の札にも採られた。
備考
主に、体格だけ大きく能力や働きのない人をけなす強い表現である。物にも比喩的に用いる。独活は食用になる山菜でもあり、植物そのものが無価値という意味ではない。
別表記
- うどの大木
- ウドの大木
- 独活の大木、柱にならず
誤用・混同注意
- 「独活」は「どくかつ」などではなく、「うど」と読む。
- 独活は食用・薬用にもなる植物であり、「独活という植物がまったく役に立たない」という意味に解するのは正確ではない。
例文
- 彼は体格は立派だが、仕事を任せても成果が出ず、周囲から独活の大木のように見られている。
- 見た目だけで人を独活の大木と決めつけるのは、たいへん失礼なことだ。
- その大型装置は場所ばかり取って十分に働かず、会社では独活の大木扱いされている。
分類
類義語
- 大男総身に知恵が回りかね
- 見かけ倒し
- 張り子の虎