梅に鶯
読み方
うめ に うぐいす
意味
色・姿・性質などが互いによく調和し、取り合わせとして非常に似合うことのたとえ。春の梅の花と鶯が美しい組み合わせとされることからいう。人、物、色彩、景色などの相性がよい場合に用いる。
由来
梅と鶯を春の代表的な景物として組み合わせる発想は、奈良時代(8世紀)の『万葉集』や、平安時代以降の和歌・絵画にも見られる。中国の詩文や花鳥画における梅と鳥の取り合わせの影響も受けつつ、日本で「よく似合う一対」を表す表現として定着した。「梅に鶯」ということわざとしての正確な初出年は不明。
分類・由来
備考
実際の鶯が梅だけに集まるわけではないが、和歌や絵画では春を象徴する定番の組み合わせである。一般に「梅に鶯のように」「まさに梅に鶯だ」と用いる。
例文
- 淡い桃色の着物に若草色の帯は、まさに梅に鶯の取り合わせだ。
- 咲き始めた梅と鶯のさえずりが、梅に鶯の春景色をつくっている。
- 二人は互いの長所を引き立て合う、梅に鶯のような名コンビだ。
類義語
- 松に鶴
- 竹に雀
- 紅葉に鹿
- 割れ鍋に綴じ蓋
対義語
- 水と油
- ちぐはぐ
- 提灯に釣鐘