栄螺に金平糖
読み方:さざえ に こんぺいとう
意味
栄螺の殻の角や突起のある形と、金平糖の表面の突起がよく似ていることから、二つの物の外見・形が非常によく似ていることのたとえ。
由来
江戸時代に成立・流布した上方系(京都・大阪系)のいろはかるたで、「さ」の札として知られることわざである。とげや突起のある栄螺の殻と金平糖の形が似ていることに由来する。作者および正確な成立年は未詳。なお、金平糖自体は16世紀にポルトガルから伝来した菓子とされる。
備考
現代の日常会話ではあまり頻繁には使われず、上方いろはかるたに関する文脈で見聞きすることが多い。似ているのは主に外見や形であり、味や性質をいう表現ではない。
別表記
- さざえに金平糖
- サザエに金平糖
- 栄螺にこんぺいとう
誤用・混同注意
- 栄螺と金平糖の味や食べ合わせを表す語だと解するのは誤り。殻と菓子の突起のある形が似ていることから、外見がよく似るたとえとして用いる。
例文
- 二人の描いた猫は目や耳の形までそっくりで、まさに栄螺に金平糖だ。
- この二つの置物は突起の多い姿がよく似ていて、栄螺に金平糖という感じだ。
- 祖父は、よく似た兄弟の後ろ姿を見て、「栄螺に金平糖だな」と笑った。
分類
類義語
- 瓜二つ
- 似たり寄ったり
- どんぐりの背比べ