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書は心画なり

読み方:しょ は しんが なり

意味

書いた文字や書の筆致には、書き手の心の状態、人格、教養や品性が自然に表れるという意味。単に字の上手下手だけでなく、書にはその人の内面が映し出されるとする考え方をいう。

由来

中国・前漢末から新代にかけての思想家・揚雄(ようゆう、紀元前53年頃~18年)が著した『法言(ほうげん)』の「問神」篇にある「書、心画也」に由来する。「書」は文字を書くこと、「心画」は心に描かれた像を意味し、書が人の心を表すという考えを示した語である。日本でも書論・書道の世界で広く用いられてきた。

備考

主に書道や筆跡について用いる格言。「字がきれいな人は人格も優れている」と断定する意味ではなく、書に書き手の心情や個性が表れるという趣旨である。

例文

  • 先生は生徒の書道作品を見て、「書は心画なりというように、落ち着いた気持ちで書けているね」と褒めた。
  • 急いで書いた乱雑な手紙を見返し、書は心画なりだからこそ、相手に渡す文は心を整えて書こうと思った。
  • 彼の力強く伸びやかな筆運びには人柄がにじむ。まさに書は心画なりだ。

分類

類義語

このことわざに使われている漢字