書は人なり
読み方
しょ は ひと なり
意味
書いた文字や書道の筆致には、書き手の性格、教養、精神状態、人柄などが自然に表れる、という意味。文字の整い方や力強さから、その人らしさがうかがえるという考えをいう。
由来
直接の初出や作者は明確ではない。18世紀フランスの博物学者ビュフォンが、1753年のアカデミー・フランセーズでの演説『文体について』で述べた「Le style est l'homme même(文体こそ人そのもの)」は、日本で「文は人なり」と訳されて広まった。「書は人なり」はこれを文字・書道に当てはめて生まれ、定着した表現とされる。
分類・由来
備考
主に手書き文字や書道についていう。人柄を判断する際の比喩であり、筆跡だけで性格を科学的に断定できるという意味ではない。
例文
- 書道の先生は、生徒の作品を見ながら「書は人なり。急いで書くと心の乱れも字に出ますよ」と話した。
- 彼の手紙は読みやすく丁寧で、書は人なりという言葉どおり、誠実な人柄が伝わってくる。
- 書は人なりとはいうものの、履歴書の筆跡だけで応募者の性格を決めつけるべきではない。
類義語
- 字は体を表す
- 筆跡は人を表す
- 文は人なり