昔は今の鏡、今は後の世の鏡
読み方
むかし は いま の かがみ、いま は のち の よ の かがみ
意味
過去に起きた出来事や、昔の人の成功・失敗は、現在の人が進むべき道や行いを判断するための手本・教訓になるということ。また、現在の人々の行いや社会のあり方も、後の時代の人々が学び、評価するための手本となるという意味。歴史から学び、自分たちの行動に責任を持つべきだという戒めである。
由来
中世の軍記物語『太平記』(14世紀後半に成立)に見られる表現とされる。「昔」は現在を映して教訓を与える鏡であり、「今」は後世の人々にとっての鏡になる、という歴史観を示した言葉である。中国の「古を以て鏡と為す」という史書・儒教的な考え方とも通じる。
分類・由来
備考
歴史上の出来事から教訓を得る場面や、現在の行動が後世に与える影響を説く場面で用いる。日常会話よりも、文章・講演・教育的な文脈で使われやすい。
例文
- 企業の不祥事の記録を読み返し、昔は今の鏡、今は後の世の鏡だと感じた。
- 私たちの環境対策は、未来の子どもたちに評価される。昔は今の鏡、今は後の世の鏡という意識で取り組もう。
- 歴史の授業では、昔は今の鏡、今は後の世の鏡という言葉のように、過去の失敗から現代社会の課題を考えることが大切だ。