怪我のないのが名人
読み方:けが の ない のが めいじん
意味
勝負事や仕事では、派手に成功することよりも、失敗や損失、事故などの「怪我」をせずに、安定してやり遂げる人こそ本当の名人だという意味。技量の高さは、一時的な勝利ではなく、危険を避けて失敗なく続けられることに表れるという教え。
由来
正確な成立年や作者は不明である。「怪我」は身体の傷だけでなく、勝負事や博打などで受ける損失や失敗も指し、派手な成功よりも失敗や損失を避けて安定して続けられる者を真の名人とする教えになった。江戸いろはかるたの「け」の札ではない。
備考
現在は、勝負・仕事・投資などで大失敗や損失を避けることの大切さをいう際に使う。単に消極的であれという意味ではなく、安定して成果を出す技量を評価する表現。
例文
- 新人なのに一年間、重大なミスを一度も出さなかった。怪我のないのが名人というから、その安定感は立派だ。
- 投資では大もうけを狙って資金を失うより、怪我のないのが名人と考えて、無理のない運用を続けたい。
- 彼は目立つプレーはしないが、いつも安全に仕事を終える。怪我のないのが名人とは、まさに彼のことだ。
分類
類義語
- 転ばぬ先の杖
- 慎重の上にも慎重を期せ
- 君子危うきに近寄らず
- 負けないことが勝ち