当断不断、反受其乱
読み方:とうだんふだん、はんじゅきらん
意味
決断すべき時に決断せず、ためらって機会を逃すと、かえってそのために混乱や災いを招くという意味。十分に考えることは大切だが、必要な局面で決める勇気を欠けば、問題がさらに大きくなることを戒める。
由来
中国の歴史書『史記』「斉悼恵王世家」に見える言葉である。前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した『史記』に由来する。「当」は「まさに~すべし」、「反」は「かえって」、「其」は「その」の意で、原文は「当断不断、反受其乱」と書く。日本でも漢文由来の格言として用いられる。
備考
「当断不断」だけでも、決断すべきなのに決められないことを指す。性急な判断を勧める言葉ではなく、熟慮の後に必要な時機を逃さず決断する重要性を説く。
例文
- 不採算事業の整理を先送りにすれば損失が広がる。当断不断、反受其乱というように、今こそ方針を決めるべきだ。
- 問題のある契約を解約するか迷っているうちに、被害が大きくなった。当断不断、反受其乱を痛感する出来事だった。
- 人事の決定をいつまでも保留にすると現場が混乱する。当断不断、反受其乱にならないよう、期限を設けて判断しよう。