巧婦は無米の炊を為し難し
読み方:こうふ は むまい の かしぎ を なしがたし
意味
どれほど腕前や能力のある人でも、仕事をするための材料・資金・道具などの条件がまったくなければ、成果を出すことは難しいという意味。才能だけでは解決できず、必要な資源や環境が不可欠であることをいう。
由来
中国由来のことわざ。「巧婦難為無米之炊(巧みな主婦でも、米がなければ飯を炊けない)」という漢文調の表現を日本語として訓読したものとされる。中国でいつ成立したかを特定できる確実な初出・年代は不明だが、古くから広く用いられてきた表現である。
備考
「無米」は米がないこと、「炊」は飯を炊くことを指す。現在は家庭の炊事に限らず、仕事・経営・研究などで、資源不足のため実力を発揮できない場面にも用いる。
例文
- 予算も人員も与えられないまま成果だけを求められても、巧婦は無米の炊を為し難しというものだ。
- 優秀な料理人を呼んでも食材が届かなければ料理は作れない。まさに巧婦は無米の炊を為し難しだ。
- 新規事業を成功させるには、担当者の能力だけでなく資金と設備が必要である。巧婦は無米の炊を為し難しと言うからだ。
分類
類義語
- 無い袖は振れぬ
- ないものはない
- 巧婦難為無米之炊