孤掌鳴らし難し
読み方
こしょう ならしがたし
意味
片方の手のひらだけでは拍手の音を出せないことから、一人だけでは物事を成し遂げるのは難しく、相手や協力者、仲間が必要であるというたとえ。特に、共同で進めるべき仕事や、相手とのやり取りがあって成立する事柄についていう。
由来
中国・戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに成立したとされる韓非の著作『韓非子』「功名篇」にある「一手独拍、雖疾無声(ひとつの手でいくら強く打っても音はしない)」が典拠とされる。この趣旨が「孤掌難鳴」として定着し、日本では訓読して「孤掌鳴らし難し」という。
分類・由来
備考
「孤掌」は一本だけの手のひらの意。協力者や相手方の必要性を説く場面で用いる。現代では、漢語的な四字形の「孤掌難鳴」も使われる。
例文
- 新規事業を一人だけで成功させようとしても、孤掌鳴らし難しだ。専門家や協力企業を探そう。
- 地域の防災活動は孤掌鳴らし難しで、自治会と住民が連携してこそ効果を発揮する。
- 交渉は相手がいて初めて進む。孤掌鳴らし難しというように、こちらだけの都合では解決できない。
類義語
- 片手で錐は揉まれぬ
- 独木は林をなさず
- 孤掌難鳴