女房の焼く餅は大きい
読み方:にょうぼう の やく もち は おおきい
意味
妻が餅を焼いて人に振る舞うとき、夫の分には自然と大きな餅を選ぶ、という意から、自分の家族や親しい人には特に目をかけ、他人よりも厚く扱うことのたとえ。身内をひいきする気持ちを表す場合にいう。
由来
餅が貴重な食べ物・もてなしの品でもあった時代の暮らしに基づく表現とされる。妻が焼いた餅を分ける際、夫の分をほかの人より大きくするという身内への情やひいきを題材にしたもの。明確な初出や成立時期は不詳である。
備考
現代では「女房」がやや古風な語であり、性別役割を前提にした表現でもある。身内びいきへの軽い評として使われるが、公式な場では「身内びいき」「公平性を欠く」などに言い換えるとよい。
例文
- 取引先への配分まで自社に多く回そうとするのは、まさに女房の焼く餅は大きいというものだ。
- 祖母は客にも親切だったが、孫の皿には一番大きな餅を載せた。女房の焼く餅は大きい、ということだろう。
- 身内を大切にするのは自然なことだが、選考では女房の焼く餅は大きいにならないよう、公平な基準を設けよう。
分類
類義語
- 身内びいき
- 内輪びいき
- 身びいき