大鳥の尾より小鳥の頭
読み方:おおどり の お より ことり の かしら
意味
大きな集団で下位の者として従うよりも、小さな集団でも中心人物・長となるほうがよい、という意味。規模や権威よりも、自分で主体的に判断し責任を担える立場を選ぶ価値をいう。
由来
中国の成句「寧為鶏口、無為牛後(鶏口となるも牛後となるなかれ)」と同趣旨のことわざである。「鶏口・牛後」の故事は『史記』蘇秦列伝に見え、『史記』は前1世紀ごろに成立した。『大鳥の尾より小鳥の頭』という日本語の形がいつ成立したかは明確ではないが、中国の故事を踏まえて日本で言い換えられ、定着した表現とされる。
備考
必ずしも「小さい組織のほうが優れている」と断定する語ではない。大組織で従属的な地位にいることと、小組織で主導権を持つことを比べる際に用いる。現在は「鶏口となるも牛後となるなかれ」のほうがよく知られる。
例文
- 大企業の一部署で埋もれるより、ベンチャーで事業の責任者になる道を選んだ。大鳥の尾より小鳥の頭という考え方だ。
- 小さな町の店ではあるが、自分の方針で経営できる。彼は大鳥の尾より小鳥の頭を実践している。
- 進学先を決める際、姉は「大鳥の尾より小鳥の頭とも言うから、自分が活躍できる環境を選びなさい」と助言した。