芋頭でも頭は頭
読み方
いもがしら でも かしら は かしら意味
たとえ能力や人柄が十分でなく、軽んじられるような人物でも、組織や集団の長・責任者である以上は、その地位に応じて一応尊重し、筋を通すべきだということ。肩書や立場の効力を皮肉まじりに認める言い方。由来
正確な初出・成立年は不明。里芋などの球茎をいう「芋頭(いもがしら)」と、集団の長を意味する「頭(かしら)」を掛けた言葉遊びから生まれた俗諺。農耕生活で身近だった芋を題材に、名や地位が持つ一定の力をたとえた古い口承表現とみられるが、成立した時代は特定されていない。備考
やや古風で、相手を「芋」にたとえるため本人に直接言うと失礼。現代では冗談や皮肉として用いられることが多く、権威主義的に響く場合もある。例文
- 新任の部長は頼りないが、芋頭でも頭は頭、決裁を無視して進めるわけにはいかない。
- 町内会長に経験はないとはいえ、芋頭でも頭は頭だから、会議ではまず意見を聞こう。
- 彼を名ばかりのリーダーだと笑うな。芋頭でも頭は頭で、責任を負っているのは彼なのだ。
- 店長が若いからといって指示を軽んじるのはよくない。芋頭でも頭は頭というものだ。
- 兄は頼りなくても家の代表に選ばれた以上、親戚の集まりでは芋頭でも頭は頭として扱われた。
類義語
- 腐っても鯛
- 馬鹿でも大将は大将
- 長は長
対義語
- 名より実
- 看板倒れ
- 羊頭狗肉