大根と役者は古いほどよい
読み方:だいこん と やくしゃ は ふるい ほど よい
意味
大根は収穫後に少し日がたつと水分がほどよく抜け、煮物などで味がしみやすくなるとされる。また役者は、長い経験を積むほど芸に深みや味わいが出る。食材と役者を並べ、経験や年月を重ねたものの価値をたたえることわざ。
由来
成立した正確な時期や初出は不明である。大根を「少し古いほうが煮炊きに向く」とみる食文化と、役者は長い修業・舞台経験によって芸が磨かれるという考え方から生まれた日本の言い回しとされる。江戸時代以降の芝居文化の中で広まったと考えられるが、確かな成立年は特定されていない。
備考
ここでいう「古い」は、単に傷んでいるという意味ではなく、年月を経て熟練・円熟した状態を指す。現代では大根の鮮度を重視する場合もあるため、主に役者や経験者を評価する比喩として用いられる。
例文
- 長年脇役を務めてきた彼の演技には独特の味がある。まさに「大根と役者は古いほどよい」だ。
- 煮物には少し日を置いた大根を使うと味がよくしみるという。大根と役者は古いほどよい、というわけだ。
- 新人の勢いも魅力的だが、舞台では経験豊かな俳優の存在感が光る。大根と役者は古いほどよいと言われる理由が分かる。
分類
類義語
- 役者は年季
- 古参の強み
- 経験は宝
対義語
- 新しいものほどよい
- 新人の勢い