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医者の前で養生談義

読み方:いしゃ の まえで ようじょうだんぎ

意味

医者のように、その事柄に最も通じている専門家の前で、素人や知識の浅い者が得意になって専門的な話をすること。相手にとってはすでに承知の内容を講釈する、場違いで無用な振る舞いをたとえる。

由来

誰が最初に言い始めたか、また明確な初出の年は不明である。江戸時代に成立・流行した尾張いろはかるたの「い」の札として知られ、専門家にその専門を説く不相応さを、医者と養生の関係で表したことわざである。

備考

医療の場面に限らず、専門家へその専門を教えようとする場違いさをいう比喩として使う。「医者の不養生」とは別のことわざである。

誤用・混同注意

  • 「医者の不養生」と混同するのは誤り。「医者の不養生」は、他人には健康を説く医者自身が健康管理を怠ることをいう。
  • 医者が患者に養生法を説明する意味ではない。専門家に対して素人がその専門を説く不相応さをいう。

例文

  • 睡眠医学の専門医に睡眠の基本を得意げに教えるのは、まさに医者の前で養生談義だ。
  • 医学知識が十分でないのに診察室で医師へ治療法を長々と講釈すれば、医者の前で養生談義になりかねない。
  • その分野を何十年も研究してきた教授に基礎理論を説明するとは、医者の前で養生談義のようなものだ。

分類

類義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字