冥土の旅に老少なし
読み方:めいど の たび に ろうしょう なし
意味
死後の世界である冥土へ向かう旅、すなわち死は、老人だけでなく子どもや若者にも等しく訪れるという意味。人の寿命は年齢だけでは予測できず、いつ誰に死が訪れるかは分からないという無常を表す。
由来
仏教の無常観に由来することわざとされる。「老少不定(ろうしょうふじょう)」、すなわち老若を問わず人の死期は定まらないという考え方を背景にもつ。特定の文献における現在の定型句の初出や成立年代は明確ではないが、中世以降に広まった仏教的な死生観を反映した表現である。
備考
弔事や人生の無常を語る場面で用いる、重く厳粛な表現。「老少」は老人と若者・子どもを指し、死が年齢を選ばないことをいう。日常の軽い話題には不向き。
別表記
- 冥途の旅に老少なし
- 冥土の旅には老少なし
例文
- 昨日まで元気だった人の訃報を聞くと、冥土の旅に老少なしという言葉を思う。
- 若いから大丈夫と油断はできない。冥土の旅に老少なしというように、命は年齢では測れない。
- 突然の事故に備えて家族で話し合っておこう。冥土の旅に老少なしだからこそ、日々を大切にしたい。
分類
類義語
- 老少不定
- 人の命は風前の灯火
- 朝に紅顔ありて夕べに白骨となる