六十の三つ子
読み方:ろくじゅうの みつご
意味
六十歳ほどの年齢になっても、三歳児のように子供っぽい言動をすること。また、幼い頃からの性質・癖・好みは、年を取ってもなかなか変わらないことをいう。無邪気さを親しみを込めて表す場合もあれば、子供じみた振る舞いをからかう場合もある。
由来
「三つ子の魂百まで」と同じく、幼少時の性質は生涯に残るという考えを表した言い方である。上方(京都・大阪)で用いられた上方いろはかるたの「ろ」札として江戸時代に定着したとされる。成立した正確な年や作者、特定の文献上の初出は不明。
備考
「三つ子」は、この場合は三人きょうだいではなく、三歳ほどの幼児を指す。年配者を子供っぽいと評する語なので、相手によっては失礼になり得る。
補足
- 「三つ子」を三人同時に生まれた子(三つ児)という意味だけで解するのは不適切。この表現では三歳ほどの幼児の意である。
- 「六十の手習い」と混同し、『六十歳から新しい習い事を始めること』という意味で使うのは誤り。
例文
- 祖父は七十歳を過ぎても昆虫採集に夢中で、家族からは親しみを込めて「六十の三つ子」だと言われている。
- 子供の頃からの負けず嫌いは還暦を迎えても変わらず、まさに六十の三つ子だ。
- 会議では厳格な部長が孫と遊ぶときだけは無邪気にはしゃぐので、同僚は六十の三つ子だと笑った。
分類
類義語
対義語
- 年相応に振る舞う
- 精神的に成熟する