検索

人中に呂布あり、馬中に赤兎あり

読み方:じんちゅう に りょふ あり、ばちゅう に せきと あり

意味

人間の中では呂布が最も優れ、馬の中では赤兎が最も優れている、という意味。とりわけ武勇に秀でた人物と、他に並ぶもののない名馬をたたえる言葉である。転じて、それぞれの分野で抜きん出た人物や物を対にして称賛する際にも用いる。

由来

中国の後漢末を舞台とする歴史小説『三国志演義』に見える句である。おおむね14世紀後半に成立した同作品の第3回で、李粛が武勇に優れる呂布を評して「人中有呂布、馬中有赤兎」と述べる。呂布は後漢末の武将、赤兎は一日に千里を走ると伝えられる名馬・赤兎馬を指す。

備考

「赤兎」は名馬「赤兎馬(せきとば)」の略で、通常「せきと」と読む。日本語では主に『三国志』に関する文脈や、英雄と名馬を称賛する文脈で用いられる。

別表記

  • 人中に呂布、馬中に赤兎
  • 人中の呂布、馬中の赤兎
  • 人中に呂布有り、馬中に赤兎有り
  • 人中有呂布、馬中有赤兎

誤用・混同注意

  • 「赤兎」を「あかうさぎ」と読むのは誤り。ここでは名馬「赤兎馬」の略であり、通常は「せきと」と読む。

例文

  • あの選手は圧倒的な身体能力と技術を備えており、まさに人中に呂布あり、馬中に赤兎ありというほどの逸材だ。
  • 名将と名馬がそろったこの騎馬隊を見れば、人中に呂布あり、馬中に赤兎ありという言葉を思い出す。
  • 彼は名馬の価値を熱心に語り、「人中に呂布あり、馬中に赤兎ありとはよく言ったものだ」と感心した。

分類

類義語

このことわざに使われている漢字