世の中は三日見ぬ間の桜かな
読み方
よのなか は みっか みぬ ま の さくら かな意味
世の中の移り変わりは非常に速く、ほんの少し見ないでいる間にも状況は大きく変わってしまう、という意味。桜が数日のうちに咲き、盛りを迎え、散り始めることにたとえて、人生や社会の無常・変化の激しさを表す。由来
江戸時代中期〜後期の俳人・大島蓼太(1718〜1787)の句とされる。「世の中」を、三日見ない間にも咲き具合が一変する桜にたとえたもの。正確な作句年は不明だが、18世紀の俳諧表現から広まり、変化の速さをいう成句・ことわざとして用いられるようになった。備考
俳句由来の表現で、やや文語的・教養的な響きがある。「三日見ぬ間に桜かな」とする形も見られる。変化の速さだけでなく、無常感を含むことが多い。例文
- 久しぶりに駅前へ行ったら再開発で景色が一変していて、まさに世の中は三日見ぬ間の桜かなだと思った。
- 新しい技術は次々に登場するから、IT業界は世の中は三日見ぬ間の桜かなという言葉どおりだ。
- 流行の服も昨日まで人気だったものがすぐ古くなる。世の中は三日見ぬ間の桜かなだね。
- 海外に一年住んで帰国したら、近所の店がほとんど入れ替わっていて、世の中は三日見ぬ間の桜かなと感じた。
- 会社の方針が先週と今週でまったく違う。世の中は三日見ぬ間の桜かなとはいえ、対応するのが大変だ。
類義語
- 三日見ぬ間の桜
- 有為転変
- 無常迅速
- 滄海変じて桑田となる
- 光陰矢の如し
対義語
- 十年一日のごとし
- 千古不易
- 万古不易