鶏虫得失
読み方:けいちゅう とくしつ
意味
鶏と虫のような、きわめて小さな事柄に関する損得・利害のこと。転じて、全体から見れば取るに足りない細かな利益や損失、またそれにこだわることをいう。
由来
中国・唐代の詩人、杜甫の詩「縛鶏行」にある「鶏虫得失無了時(鶏虫の得失、了時なし)」に基づく。乾元2年(759年)ごろの作とされる。この詩では、鶏と虫のどちらを重く見るかという小さな利害の争いには終わりがない、と詠んでいる。
備考
日常会話ではあまり用いられない、文章語・教養語的な表現。「小さな損得にとらわれない」という文脈で使われることが多い。
例文
- 些細な鶏虫得失にこだわって、長期的な目標を見失ってはいけない。
- 部署間で鶏虫得失を争うより、会社全体の利益を優先すべきだ。
- 彼は鶏虫得失を超え、困っている人を助ける道を選んだ。
分類
類義語
対義語
- 大局着眼
- 大局観