鳥驚魚潰
読み方:ちょうきょう ぎょかい
意味
鳥が驚いて飛び去り、魚が水中で乱れ逃げるように、軍勢や集団が恐怖・混乱のために統制を失い、ばらばらに逃げ散ること。特に、戦いで軍隊が総崩れになるさまをいう。
由来
中国の歴史書『南史』宋本紀上に見える句に基づく故事成語とされる。唐代の7世紀に編纂された『南史』で、鳥が驚いて飛び、魚が潰走するイメージを、敵軍が混乱して敗走するさまにたとえたもの。
備考
本来は戦場で軍勢が敗走・潰走する状況を表す語である。現代では、組織や群衆が大混乱に陥って散り散りになる比喩としても用いられるが、日常会話では稀。
例文
- 奇襲を受けた敵軍は鳥驚魚潰となり、隊列を保てないまま退却した。
- 指揮官を失った部隊は鳥驚魚潰のありさまで、各自が逃げ道を求めた。
- デマが広がれば、組織全体が鳥驚魚潰に陥りかねない。