養生送死
読み方
ようせい そうし
意味
生きている親をよく養い、世話をすることと、親が亡くなった後には手厚く葬り、供養すること。儒教で重んじられる孝行の基本を表す語である。
由来
中国の儒教経典『孟子』梁恵王章句上にある「養生喪死無憾、王道之始也(生者を養い、死者を葬ることに心残りがないのが、王道の始まりである)」に基づく。『孟子』は戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)の思想を伝える書で、「養生喪死」の「喪死」が、後に「送死」となった形である。
備考
現代の日常会話ではあまり用いず、儒教・漢文・介護や葬送に関する文章で見られる。養生は通常「ようじょう」と読むが、この語では「ようせい」と読む。原典の語形は「養生喪死」。
例文
- 子として養生送死を尽くし、老いた両親を支え、亡くなった後も心を込めて供養した。
- 彼は養生送死こそ孝行の基本だと考え、父母の日々の世話を怠らなかった。
- 講演では、儒教における養生送死の思想と、現代の介護・葬送との関わりが紹介された。
類義語
- 孝行
- 孝養
- 養生喪死
- 慎終追遠
対義語
- 親不孝
- 不孝不悌