風雨凄凄
読み方:ふうう せいせい
意味
風と雨が激しく、寒々しくもの寂しい感じで吹き荒れるさま。転じて、荒れた天候による陰鬱で厳しい情景を表す。
由来
中国最古の詩集とされる「詩経」の「鄭風・風雨」にある「風雨凄凄、鶏鳴喈喈」という句に基づく。詩経の作品はおおむね紀元前11世紀頃から紀元前6世紀頃にかけて成立したとされるが、この詩の正確な成立年は不明である。「凄凄」は、風雨が冷たく寂しく感じられるさまをいう。
備考
文章語・文学的な表現で、日常会話ではあまり用いない。「凄凄」は「せいせい」と読み、「すごすご」ではない。単に雨風が強いだけでなく、冷たく寂しい情趣を伴う。
補足
- 「凄凄」を「すごすご」と読まない。正しくは「せいせい」。
例文
- 窓の外は風雨凄凄たるありさまで、夜通し雨戸を揺らす音が続いた。
- 風雨凄凄の山道を越え、旅人たちはようやく宿場にたどり着いた。
- 小説は、風雨凄凄とした港町の描写から静かに始まる。
分類
類義語
- 風雨蕭条
- 凄風苦雨