頑石点頭
読み方
がんせきてんとう
意味
どんなに頑固で心を動かされにくい者でも、真心のこもった優れた教えや説得には感化され、納得するということ。また、きわめて感化力・説得力が大きいことのたとえ。字義は「頑固な石さえ頭をうなずかせる」。
由来
中国・東晋(4~5世紀)の僧、道生(どうしょう、355年頃~434年)が由来とされる。道生は、自説を受け入れない人々に代えて石に向かって説法をしたところ、石までもがうなずいたという仏教説話から生まれた語である。中国の仏教関係の伝記・説話に見られる故事に基づく。
備考
主に、優れた説法・教育・説得が人の心を深く動かすことをたたえる文語的な表現。日常会話ではあまり用いられず、文章語・格調高い表現として使われる。
例文
- 彼の講演は難解な内容を身近な例で説き明かし、頑石点頭と評されるほど聴衆を納得させた。
- 長年対立していた住民たちも、彼女の誠実な説明を聞いて態度を改めた。まさに頑石点頭である。
- 師の教えには頑石点頭の力があり、反発していた弟子さえ自ら学び直すようになった。
類義語
- 精誠感天
- 一念通天
- 石心鉄腸
対義語
- 冥頑不霊
- 頑迷固陋